FSX XF-91B Thunderceptor v1.0 でかっ鼻(でかい鼻)バージョンをリリースいたしました!
FlightSim.comでダウンロードできます。
https://www.flightsim.com/vbfs/fslib.php?searchid=68978248
1949年5月に初飛行したXF-91の1号機は機首にレドームが付けられました。
私のXF-91は、5インチのHVAR(高速ロケット弾)4本をレドームの中に収納しました。
実機で実際に装備されたかは資料がないので分かりませんが、B型の写真を見るとレドームにそれらしき扉の筋が見えるので、たぶん中身はなくても形だけは作られていたかもしれません。。
資料にした「AIR FORCE LEGENDS NUMBER 210 XF-91」にはロケット弾のレドームのモックアップの写真がありますので、それを参考に想像を膨らませて作ってみました。扉が開いてロケット弾は顔を出しますが、発射はしませんので・・・。
B型の特徴のもうひとつ。
XF-91Aでは、そのとき開発中だったCurtiss-Wright XLR 27 CW-1ロケットモーターが使用されるはずだったので、ジェットエンジンのアフターバーナーを挟んで上に2基、下に2基、合計4基のXLR27を搭載できるように設計されていました。
がしかし、XF-91が初飛行してから3年も経つのにXLR27は完成せず、痺れを切らしてXLR27をキャンセルしてしまいました。
1952年11月、代わりに人類初の超音速を出した実験機、ベルX-1で使われた リアクションモータースのXLR11 RM-9 ロケットモータが1号機に搭載されました。
ロケットエンジンは下に4基まとめて取り付けられました。
私のXF-91Bも、XLR11仕様に改造いたしました。
1952年12月9日、XKR11を搭載した1号機は高度35000フィートでJ47ターボジェットエンジンのアフターバーナーを点火。速度は521ノットまで加速。
音速の一歩手前です。(この時代、アフターバーナーを使ってもまだ音速を超えることはできなかったようです。だからロケットエンジンに頼ったのでしょう。)
そしてXLR11 RM-9ロケットモーターを点火!
XF-91はグングン加速し、速度はマッハ1.07に達しました。
人類初の音速突破は実験機のベルX-1でしたが、戦闘機として音速を初めて超えたのは、このXF-91サンダーセプターなのです!(ジェットとロケットの混合動力)
XLR27を搭載したときの最高速度はマッハ2を想定していたようです。
私のFSX XF-91Bは、マッハ1.07ではあんまりなので、マッハ1.2までは出るようにしてしまいました・・・。すいません。
ちなみにXF-91AはXLR27仕様で作りましたので、マッハ1.8は出ます!(フィクションですが)
資料の本に詳しく書いていなかったのですが、多分このでかっ鼻に改造された後の1号機が音速を出したのではないかと思います。
1952年といえば、第二次世界大戦終了から7年目。
日本がアメリカのGHQによる占領期間が終わって日本が晴れて独立国家に戻った年です。そして朝鮮戦争真っ只中の年。
プロペラ機のF4Uコルセアは、1950年前半まで生産が続けれれていたそうです。
こんな時代にマッハ2を目指した飛行機がここにいたとは・・・。
人類はやっぱり驚きです・・・。