:Fuselage design and air intake and missile door.
XF-103 改修プロジェクトを始めてから4ヶ月ほど経ちました。
ちなみに上の写真は8年前に作った出来損ないのFSX XF-103 v0.00です。
XF-91計画を終了させてから2月半ばからXF-103改修計画をスタートさせましたが、胴体のデザインがなかなかうまく決まりませんでした。
v0.00ではやらなかったミサイル収納ベイを再現しようと思っています。
XF-103は基本的にシングルエンジンの外観なので筒の胴体、空気取り入れ口1つ、エンジンノズル1つ、三角翼の主翼と尾翼、出っ張ったキャノピーがないなどのごく単純なデザインで構成されています。
しかし、胴体前半にファルコンミサイルを片側に3発積んでいます。
上下2発、その後ろの下に1発。
その位置は空気取り入れ口前方にあり、胴体と空気取り入れ口の合わさる複雑な表面の仕上げ部分にかぶってきます。
つまり、ミサイルドアの開閉に非常に影響してきます。
ミサイルドアはどのように開くのだろうか?
数百キロのスピードで開くのだから、ドアが開閉する軸は基本的に胴体に沿って平行でなければならないと思いますし、空気の流れが翼や尾翼に影響のないように開かねばならないと考えられます。
それは実機もそうでしょう。
胴体と空気取り入れ口の合わさる複雑な表面をミサイルドアを真っ直ぐ開くようにデザインせねばならないと考えました。
しかし、実機(モックアップ)の参考になるような写真は極少ない。
私は頭を悩ませる・・・。
試行錯誤の連続。
これは超難解、だから4ヶ月もかかってしまいました。
↑上の写真、試行錯誤の賜物。
何本も胴体が出来上がってしまいました。
よく見ると微妙に違います。
↑実機(モックアップ)のミサイルドア付近
正面から見たときのミサイルドア周りの断面がどうなっているのか写真からわからず一苦労。
言葉で言うのが難しいのですけど、なんかこの辺矛盾しているんですよね~~。
ミサイルドアの前と後の軸は真っ直ぐなのだろうか?
↑3ヶ月前の胴体。
胴体と空気取り入れ口の接合部はきれいな流れで、ミサイルドア断面がほぼ丸できれいに見えます。
しかし実機とは違うかもしれないが、ミサイルドア2は軸が進行方向に対して斜めになるのを避けるために少し上にセット。
ミサイルドア3の軸はどうしても進行方向に対して斜めになってしまう。
これではドアは真っ直ぐ開けない。
これではだめだ・・・。
↑きれいな流れを作ることをやめ、開き直って2と3のミサイルドアの軸は平行になることを優先したデザイン。
ミサイルドア2付近がこの角度だとコブのように膨らんで見えるが、ミサイルドア3の軸はミサイルドア2と平行になる。
たぶん実機もこうではないかと思います。
いろいろ試しましたがこうならざるおえないと結論。
ちゃんとしたミサイルドア周りの写真がないため、想像に頼るしかなく、動画でなんとか確認できる映像があったが、モックアップもこのあたりの仕上げはイビツに見える。
風洞試験のスケールモデルの映像でこのあたりの仕上げがわかる映像がありましたが、参考にしてみました。(風洞モデルと実機では多少違いはあると思いますが)
ホント難しい!!
自信はありませんが、このあたりでケリをつけることにしました。
どうなることやら!
↑モックアップ写真と比べてみました。
かなりいい感じかなあ・・・。
では。