Blohm & Voss P.202です。
WW2、ドイツ軍の幻のジェット戦闘機です。
特徴は直線翼が斜めに角度が変わる、可変斜め翼!
1979年にこれがもとだったのか、NASAでAD-1という可変斜め翼の実験機が飛びましたが、
作るのならやはりドイツのこれでしょう!!
わたくしがFSXエアプレーンを自作したくなったキッカケともいえる機体です。
アドオンでもこれは誰も作っておられないようなので、とにかく可変斜め翼をFSXで飛ばしたかった!!
この機体は計画のみで実機は存在しないのです・・・
つまりまったくの架空の機体を作るわけで、かなり自由なデザインができると思いました。
しかしそこはやはりいろいろとBV P202の想像図や模型があるようなのでそれらを参考にしました。
本当はおおもとのドイツの設計士の想像図がほしかったのですが、ネットで探してもどれがそうなのか結局わからず、
ほんとに細かいところは空想の世界になってしまいます。
これがやっかいなのです・・・・
想像の3面図が結構出回っていますが、上面図と正面図の胴体の太さがまったく違うサイズだったり・・・
図面書く人も都合よく書いていて案外適当なんですね・・・
ぜんぜん当てになりません・・・
つまり横からの図で立体の3Dを作ってみても正面から見ると図の通りにならない。
そんなこんな試行錯誤して、かつ想像図っぽく、かつ現実的なデザイン、、
主翼が高翼に配置されているので、主翼と胴体の接合部分はなんとも細いところに付いている感じが剛性的に心細く、付け根は少しは太いだろうと思うと、キャノピー周りが太くなってかっこ悪くなったり、、
翼からキャノピー前方下の30ミリ機銃までのラインの流れ方、と下方のエアインテークへのまとめ具合を何度もやり直しました。。
何とかまとまってみるとどうしても現代っぽいかっこいいデザインになってしまいボツにしたり・・・
全長が10メートルと案外小さい機体でこの辺もたくさんの要素をまとめるのに一苦労・・・
もうちょっと大きい機体だったら無理なくまとまるのになあと、、
零戦の堀越二郎さんの気持ちがなんとなく分かった気がしますΣ(´Д`;)
とにかく無骨なドイツっぽく作ってみましたが・・・(・´ω`・)
はああ、、、
これ実は2番目に手をつけた機体なのですが、P202はほぼ初めての作品なのでソフトの使い方にも手間取り約1年ほどを費やし、しばらくほっといて最近また手直しして最後の作業のテクスチャーを貼り付けました。
単純そうなデザインだと思いましたが、もうこれは作りたくない・・・
2年掛けてやっとほぼ納得できた!
この左右非対象の
不恰好さがたまりません!!(♡˙︶˙♡)
こんな感じでまっすぐの主翼をかたちんばの斜めに傾けてより高速を出そうという計画だったのです。
翼が左右対称に斜めに傾く可変後退翼では重心位置の移動が起こるため、メカニズムが複雑になって重量がかさむ事をすでに当時分かっていたという、この奇抜なデザインを採用した事からそれを察する事ができます。
ドイツってすごい!!
FSXで再現できてふふふ・・・・(*´∀`*)
しかしブサイクな野郎です、ブサかわいい\(*´0`)/
ブロームウントフォス P202でした。
*最後の写真はRJAZに降り立つP.202.
(見えるのは、ベルリンの響きさんのホームページからダウンロードさせていただきました「神津島空港シーナリー v1.0」です。
このような小さな日本の空港のアドオンが存在するのはほんとうれしいです。)